雪国出身者が考える雪害と備え
みなさま、こんにちは伊丹です。
立春は迎えましたが、まだまだ寒い日が続いており、
明日はまた「首都圏大雪!」とニュースが上がっております。
みなさま、対策は十分されていますでしょうか?
昨年は首都圏で大雪になり、話題になった事は記憶に新しく、
ネットやテレビで大きく報道されていたと思います。
すでに、今年も大雪の被害は出ており、
私の地元の北海道だと、ここ4日ほど、羅臼町が1日に178センチも雪が積もり、
完全に孤立状態になり、しばらく物資が届かなく、医師も到着できなないという事態が起っています。
出典:根室管内羅臼町の栄町公営住宅で除雪作業を行う自衛隊員=3日午前8時45分
(陸上自衛隊第27普通科連隊提供)道新ホームページより
また、去年、徳島でも同様に大雪により孤立する集落があり、
被害があったことがニュースにあがっていました。
出典:朝日新聞ホームページ
近年では、雪国でさえ対応しきれない量の雪が降ることも多く、
地震、台風のみならず、対策が必要とされています。
今回、特に明るみになった課題として、
①オール電化のため、暖房機器が全く使えなくなった事
②停電するとIP電話は通話が出来なくなることにより安否確認ができない。
これらは、都心部でも十分起こりうることです。
特に大雪の場合「雪の重さ」により電線が切れてしまう可能性もあります。
電気に頼った生活だからこそ考えられる被害…
ちなみに、私の実家ではその対策用に「昔ながらの石油ストーブ」を購入し直すそうです。。。
(個人的には、とても懐かしい商品!
石油を入れ直すのは子供の仕事でした)
これだけの被害だけでなく、都心で雪が降ると、
①電車は止まる、遅れる!
②転倒して怪我をする!
③除雪作業がうまく進まない!
ということが多くあります。
電車の対策は、ニュースや各電車のホームページ等でご確認ください。
②の転倒防止に関しては、道産子の私が推奨するホームページはこちら!!
(不思議と雪国出身者はこの歩き方をしています!)
転ばないコツ 札幌発!雪みちを安全・快適に歩くための総合情報サイト
http://tsurutsuru.jp/kaiteki/kenkyu/kenkyu.html
ポイントは3つ!
(出典は全て転ばないコツ 札幌発!雪みちを安全・快適に歩くための総合情報サイトより)
小さな歩幅で歩く
歩幅が大きいと足を高く上げなければなりません。
そうすると当然、重心移動(体の揺れ)が大きくなり、転倒しやすくなります。
滑りやすいところでは、基本的に小さな歩幅であるきましょう。
靴の裏全体でしっかり踏む
踵からはもちろん、つま先からでもそうやって一部から足を下ろすのではなく、
靴の裏でしっかりと垂直に下ろします。
かかとから着地するとかかとは特に固い部分なので、ずるっと横に、前に滑ります
着地はゆっくりと
勢いよく着地すると、横滑りすることがあります。
また、雪解け時期などは泥が跳ねて靴や上着が汚れてしまう場合があります
個人的には
滑るような裏がつるつるの革靴およびヒールは履かない!
ベタベタ雪なので、水がしみこむ靴だと足を冷やす!
という対策も必要かと思います。
③の除雪方法
昨年、都内で大雪の後に除雪を行っている人たちを見て感じた事ですが、
側溝で雪を流す場所を確保してから、除雪しましょう!!
側溝が雪で塞がれた状態で自宅の前を除雪しても、
側溝が詰まってしまうと、近辺が水浸しになってしまいます!
ぜひ、注意して近隣の方と譲り合って除雪してみてください。
除雪している時は近所の方とコミュニケーションが増えるので、
地縁つくりのきっかけにもなります。
首都圏にとって雪は厄介な物に感じますが、
雪が降る日はいつもワクワクしますし、
雪が音を吸収するので街全体に静寂が訪れる日にもなります。
みなさま、しっかり対策をして、雪の日をお過ごしください。