2015.03.20|国連防災世界会議
国連防災世界会議「フューチャーセッション 〜レジリエンスの未来6in仙台〜」に参加してきました
こんにちは!
インターン生の江副です。
先日お伝えした通り、3月14日に
国連防災世界会議のパブリック・フォーラムで開催された
大成建設主催「フューチャーセッション レジリエンスの未来6in 仙台」
にオーガナイザーの荒が参加してきました。
このフューチャーセッション「レジリエンスの未来」とは、
「避けようのない大きなハザード」を入り口に、
「そこから立ち上がっていくときに私たちが本当に望む『レジリエントな未来社会』」
の姿を様々な切り口から探り、創造し、これからそれに向かうための協調アクションを
生み出してしていくというものです。
まずは実際に「レジリエントな未来社会」の創造に向けて
アクションを起こしている方々に、現在取り組んでいる
活動のプレゼンテーションから始まりました。
実際にアクションを起こしている1人として、荒は
『この「レジリエンスの未来」のフューチャーセッションでは、
「レジリエンス・マンション」というプロジェクトを提案し、
危機に直面し避難者一人ひとりが混乱する現場であっても適切な行動をとることができる、
そんな「よき避難者」を育成しすることで、マンションにおける防災、
特に共助を考えることでレジリエンスの向上につながると考えている』
とプレゼンテーションの中で話しました。
そして基調講演として
国連防災白書の基本コンセプトを手がけている
京都芸術大学教授の竹村真一先生のお話。
竹村先生は講演の中で『地震や津波、火山噴火などの大きなリスクが近未来に確実に想定されるいま、災害の「予測」と「予防減災」はもちろんですが、さらに前もって被災後にどのようなコンセプトで街や国全体を再興・再設計するのか?を考えておくことが重要になります。』
とおっしゃっていました。
基調講演の後は
『東北で活動してきた方のお話を元に、課題の先にあるレジリエントな「新しい状態」』
についてフィッシュボール形式でトークセッションに移ります。
被災された方が
「レジリエンスという観点において、平常時のつながりも当然大事であるが
さらに、大震災によっていちどコミュニティが崩壊してしまったなかで、
どのように人のつながりを再生していくかも重要。」
とお話しされていたのが印象的でした。
そして 参加者の方同士でも
『課題の先にあるレジリエントな「新しい状態」』について
グループに分かれディカッション。
各自が実現したいレジリエントなプロジェクトが沢山出てきてとても
わくわくするような内容でした。
最後に各自が実現したいレジリエンスなプロジェクトをそれぞれで書いて、
それを見せ合って共感した人とグループになってレジリエンスなプロジェクトを絵に描き、
模造紙に絵をかいて発表。
仙台での開催ということから
実際に被災地で活動している方の生のお話をお聞き出来たりと
より内容が濃いフューチャーセッションだったと感じました。
またフューチャーセッション「レジリエンスの未来」は東京でも開催されますので
ぜひ興味のある方は今後参加してみてください♪