2015.03.24|国連防災世界会議
国連防災世界会議 集合住宅と地域コミュニティによる防災減災~東日本大震災の実例と提言~ 前編
いつもCommunity Crossing Japanのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
研修ディレクターの吉高です!
3月14~18日に宮城県仙台市で行われた国連防災世界会議。
CCJもパブリック・フォーラム
「集合住宅と地域コミュニティによる防災減災~東日本大震災の実例と提言~」へ
出展いたしましたので、この場でご報告をさせてください。
日曜日の朝にも関わらず、ご覧の通り満員御礼となり会場は100名以上の方々で賑わいました。
被災地である東北からも多くの方にご参加いただき、
マンション防災への関心の高さが伺えます。
はじめに、主催者の大和ライフネクスト株式会社 丸山さんより挨拶と問題提起として、
マンションの弱み・強み、首都直下地震の被害想定から、
都市におけるマンション防災の重要性をお話いただきました。
マンションにおける「2つの老い」を防災につなげるには、どうすべきか。
第一部では、東日本大震災の振り返りとして3名の方より
「震災時に何が起きていたのか」を伺いました。
お一人目は、一般社団法人 復興応援団の佐野さんより「大規模災害で起こること」を
避難所そしてマンションのケースに置き換えてお話いただきました。
佐野さんは当時、宮城県全域の避難所を統括されており、
話の迫力に会場が引き込まれていきます。
お二人目は、マンション管理会社の立場から、株式会社ダイワサービスの近藤さんより、
「マンションの被災状況と住居者の生活」についてお話いただきました。
住民同士でお風呂の貸し借りという「共助」が生まれたのは、
やはり平時からのつながりがあったからこそ。
三人目は、マンション管理士の立場から、マンション管理士 高橋さんより、
「とあるマンションの復旧過程」についてお話をいただきました。
いち早く復旧を遂げたマンションと、そうでないマンションの違いは何だったのか。
時系列と要素ごとに整理いただき、理解を深めました。
これまでは、前編として「大震災のリアル」を中心に事例紹介の様子をご紹介しました。
発災直後は行政も管理会社も同じ被災者であり、対応できることには限界がある。
それではマンションにおける「よき避難者」とは何か、後編では実例と提言
そしてワークショップの様子をレポートいたします!