CCJでは今年度、三菱地所レジデンス株式会社との「体験型防災訓練づくり」を行いました。

有志よる防災倶楽部の活動をお手伝いする形で、東北スタディツアーでの現地研修を経て

社員の方々、自らが「お客様に直接届ける体験型の防災訓練づくりを行いたい」という声に

お応えしての実施となりました。

この研修では、訓練のプログラムを防災倶楽部の方々の発想にお任せし、

総合ファシリテーターとグループファシリテーターをCCJと復興応援団にて務めることで

社員の方々の自主性を大切にすることも、目標の一つとしています。

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(成果発表の様子)

 

①防災知識の振り返りとグループ編成

「体験型防災訓練づくり」は3つのステップで行いました。

初回は、東北スタディツアーと防災知識の振り返り、グループ編成です。

グループは、被災生活をカテゴリーごとに分けた

「トイレ・食糧・水・情報・防犯・ゴミ・物資」などから、参加者が選びます。

また、作成に向けた細かなスケジュールもグループ内のメンバーで話し合い、

成果発表に向けた計画を立てていただきます。

不明な点があればグループファシリテーターがフォローしますので、

初めての取り組みでもご安心ください。

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②チェックリストに沿って体験型防災訓練づくり

次に、CCJで用意しました「チェックリスト」に沿って、

実際に防災訓練づくりを行います。

基本的なプログラムやアイディアは参加者にお任せいたしますが、

コンセプトや予算、目的や対象者をあらかじめ決めておくことで、

より実践的な防災訓練を作成することができます。

 

防災倶楽部の方々のお客様に対する気持ちが熱い議論を呼んでおり、

会場はとてもよい雰囲気に包まれました。

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③成果発表会

約2ヶ月をかけ、作成された「体験型防災訓練づくり」の最後は各グループによる成果発表です。

翌日にでも訓練を実施できるよう、訓練のタイムスケジュールや予算、募集人数、告知方法など

を一丸となって検討した発表には、とても迫力がありました。

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「食糧」グループからは、毎月1日を非常食の日とし、1年間で備蓄品を食べながら

ストックする方法や、「防犯」グループからは、自分のマンションの鍵の属性や

停電時の対策を知る訓練。

「情報」グループからは、地域の情報収集を目的とした訓練である

防災トレジャーハンティングの提案など、様々なアイディアがとび出しました。

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(成果発表会では非常食の試食もありました)

 

 

都市のマンション化率が高まる中、指定避難所の数が不足することから、

発災時にはマンション内避難が求められています。

 

まずは社内から、マンション防災に関する基礎知識と

自主的な行動の取れる「よき避難者」を育むことを、ことにお勧めいたします。

 

ご依頼をいただきました、三菱地所レジデンス株式会社「防災倶楽部」の皆さまへ

深く感謝を申し上げます。